工房所在地: 長崎県南島原市西有家町1165-6
平成25年3月から製作を始め、12月に完成しました。部分的な組立試験はその都度行ってきましたが、なにしろ大きいものですから、すべての部品を組みあげたくても場所がなく、平成26年2月、工務店の資材倉庫をまるごとお借りして、やっとのことで全体の組み立て試験を行うことができました。平成26年5月3日、長崎県の東彼杵町で巡回展示がスタート、暫定終着地点東京まで約20ヶ所を巡る旅に出ました。
ダンボールで蒸気機関車を作って日本国中の子供たちに見てもらおうという計画をたてたのはずいぶん昔のことですが、あることがきっかけで、九州の南島原で製作する機会を得ました。
害の少ない新鮮な野菜を捜し求めて東京から長崎県の島原半島にお邪魔したのが平成23年の11月のことです。島原の産物をネットで販売している小田しのぶさん(上の写真は小田さん親子)から、子供によい食材をたくさん提供していただいたのをきっかけに、販売のお手伝いをすることになりました。
野菜を扱う会社はダンボールをたくさん廃棄します。そこで、ダンボールの機関車を作る計画を小田さんにお話したところ、資材や工房の提供のみならず、製作
の手伝いまでしていただけることになったので、腰をすえて作業にとりかかることができました。小田さんの活動と九州の産物を日本全国に知らしめることが、私からの返礼となりますことを願って、一所懸命に製作いたしました。小田さん一家、そして南島原市西有家町須川のみなさんにはたいへんお世話になりました。みなさんのご支援ご協力に心から感謝申し上げる次第です。
平成26年1月 しま ひでお